究めるためにNANOをその手に。

●ヤマガブランクスの本質であるメイドインジャパンの研ぎ澄まされたブランク設計技術に東レ�蠅虜農菽宍蚕僖淵離▲蹈�Ⓡテクノロジーが融合させ、これまでにないライトクラスロッドを目指しました。まず、これまでに高い評価を得ていましたブルーカレントTZリミテッドである66・70・73の3機種をNANOシリーズとしてチューン。結果、全く違う新感覚のロッド達に仕上がりました。

●その性能は、本来のルアーゲームを超え、単に楽しいロッドという概念から超えてしまいます。ともすれば、単に「釣る」という技術のみに執着してしまいかねない力を持つゆえ、この3本のロッドには道を究めるアングラーに贈るために「プロフェッサー」の名を冠しました。
魚と向き合う為に必要な性能を超え、ロッドにできることの限界を探究するシリーズ。それが「プロフェッサー」シリーズです。

●プロフェッサーシリーズの第一弾は、プラグ操作をメインに設計された70TZ/NANOです。これまでの70TZ プラグスペシャルをナノアロイⓇテクノロジーを組み込んだNANOブランクにて再構築し、ゲームカテゴリーは同じながらも全く違う使用感のロッドに仕上がりました。
NANOブランクによって得られた性能は下記の通り。
※あくまでテスト時の実感による性能であり、数値化されたデータではありませんので、その点はご了解ください。
01.魚の突込み対する追従性が高まりながらも、素早い反発力で走りを押さえ込むことで、ドラグが出にくくなる。結果、ロッドの衝撃吸収性能が高まり、ラインテンションが抜けにくく、魚に主導権を与えにくい。
02.上記性能ゆえに、ラインを標準より細いものでワンランク大きな魚とも対等にファイトでき、フックも伸びにくくなる。
03.瞬間的にロッドが大きく曲がるので、ウェイトが乗った状態でのキャストが低弾道になりやすく飛距離を稼ぎやすくなる。
04.低負荷時には張りがある状態なので操作感度は向上し、ファイト時には魚の頭の向きも把握しやすい。

●しかし、左記の性能は両刃の剣でもあります。いくら瞬間的な負荷に対する追従性が高くとも、ロッド自体は硬めに感じるので、軽いウェイトのルアーではキャスト時のリリースポイントが狭くなり、安定したキャストには慣れが必要になります。
個人差はありますが、例えばしっかりとブランクにウェイトが乗せられる場合は垂らしは長めでOKですが、軽めのルアーの場合は垂らしは短めでティップで投げる感覚の方が飛ばしやすかったりします。こういったピーキーな性能がプロフェッサーシリーズの特徴であり、ある程度のキャリアを積んだアングラーには大きなアドバンテージを与えてくれますが、単に扱いやすさの幅で言えば従来の70/TZが上だと言えるかもしれません。
また、ヒットする魚が小さい場合は、NANOブランクの良さは分かりづらく、ある程度のサイズを求めるゲームでこそ生きてくるロッドになります。今回の70TZ/NANOはアジ・メバルかチヌ・シーバス・メッキといった五目釣り用のロッドであり、よりNANOブランクの性能を発揮できるカテゴリーロッドです。
※東レ�蠅離淵離▲蹈�Ⓡテクノロジーの詳細は下記にて。
//www.toray.co.jp/technology/technology/core/cor_001.html

ガイドは富士工業製トルザイトリング・チタンフレームKガイド仕様。ジョイント部は印籠継ぎ仕様です。

グリップ周りはリールシートVSS16（Fiji）、EVAセパレート仕様

●上左は70TZ/NANOの250ｇと500ｇの静荷重比較です。250ｇではスムーズな曲がりですが、500ｇではやや鋭角に曲がっています。これがヤマガブランクスのNANOブランクの特徴で、静荷重では速さは加味されないのでこのような曲がりですが、ここから瞬間的に更に大きく曲がります。アングラー側からすると、魚が突っ込んだ時の衝撃によるラインテンションの抜けが少なくなり、より明確に魚の走る向きが把握できるようになります。使用感としては中身の詰まったゴムの棒のように感じる瞬間ですが、ある程度のテンションキープはロッドに任せ、じっくりと魚の走る方向を操作することに集中できます。これがヤマガブランクスの考えるナノアロイⓇテクノロジーを生かしたブランク設計です。
●上右は73TZ/NANO（7月発売予定）、66TZ/NANO（9月発売予定）との曲がりの比較です。

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